長い間IBMの "ThinkPad X31"を使ってきた。
思えば2003年に購入してもう10年になろうとしている。
当時アメリカでは「14" 3Kg以下」ノートブックは数えるほどしかなくて、
どこへでも大きなノートブックを担いで行く感じだった。
基本それは今もあまり変わってないのだが、
軽いノートを嘱望していた時に万を持して発売されたのがこの"X31"だった。
以来どこに行くときも一緒だった、そしていつも僕の期待に応えてくれた。
時は移り変わり、そしてテクノロジーの世界はもっと大きく変わった。
WEBのコンテンツは10年前とは比べられないほどリッチになり、
X31は悲鳴を上げるようになってきた。
長年"UNIX"を使ってきた自分には"Windows"も"Mac"も居心地が悪く、
X31を買って最初にしたことはOSを"Linux"に換装することだった。
持てるリソースで軽快に動くことがきでるようにシステムを最適化して、
今でもプリインストールされた"Windows XP"とは比較にならないほどちゃんと働くのだが、
世の中がWEBベースで動くようになり、そのコンテンツが重いのには対応できない。
かと言ってコンテンツをリミットするのは愚の骨頂である。
この秋初めてX31を持たないで旅に出た。春に購入した"Androidスマートフォン"が
すでにX31の性能を凌駕していたから…。
X31よ、さようなら、そしてありがとう。
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C7(左)とX31(大事に使ったのでまだきれいです) |
しかし使えるモバイル端末の喪失は厳しい。そのため一時タブレットの購入を考えた。
折しもGoogleが 7インチタブレット"Nexas 7"を発売した。
販売価格$199が信じられない高スペックで、巷でも非常に好評だった。
10インチのタブレットは初めから候補に入らなかった。
重いのに出来ることはスマホと一緒だからだ。
バーチャルキーボードはどうしても日本語入力では馴染めないものがあるし、
使い方が想像できなかった。
それは大きく重いノートブックを持つのと同じ地平ではないか?
7インチであっても大同小異である。
画面が大きいという事とマルチタッチにどれだけ意義を見いだせるか、
自分のニーズにマッチするのか?
ニーズは持ってから湧くものであるというのもまた真である。
"Nexas 7"をショッピングカートに入れて躊躇、キャンセルする日が続く^^;
そしてまたもそんな折も折り、発表されたのが"ChromeBook C7"である。
ChromeBook C7 公式WEB
"ChromeBook"とは Googleの"Chrome OS"を搭載したノートブックパソコンである。
"Chrome OS"は"AndroidのPC版"だと思えば当たらずも遠からず、
その意味では出来ることはスマホと一緒である。(詳細は折々紹介する)
では何がちがうのか?
「しっかりしたキーボード」「豊富な入出力」「320GBの内蔵ドライブ」「64bit ネイティブ」「8GBまで積めるメモリ」等々は大きなアドバンテージ。
そして何よりもインテルベースのシステムなので
ほとんどの汎用オペレーションシステムと共存できること。
つまり、スマホのようにも普通のノートのようにも切り替えて使えるって美点。
これなら多少重くても許せるし、これもなんと$199!!
悩んでいたこともあり、発売と同時に購入を決めた。
このC7セクションではこうした購入時の思惑と現実のありさまや良い点、悪い点。
あまり日本語では見当たらないChrome OSのあれこれ。
そして他のOSとの共存などのTipsをまとめて行きたいと思う。
ちなみに自分は現時点で"C7"にはたいへん満足している。
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