2013/01/17

Chromebook C7 起動時間


今回はシステムの起動時間についてレポートしましょう。

"Chromebook C7" はすでに発売されていたWindowsノートPCの転用ハードです。したがって機器構成は専用とは言えず、更にストレージがハードディスクであることもあって、ARM機のように10秒以下でのブートアップは叶わないようです。では実際にはどうなのでしょうか?実測時間で以下のようでした。

電源投入からログイン画面まで   約25秒
パスワード入力からデスクトップの表示まで 約9秒
ランチャから空の "Chrome ブラウザ"の起動まで 約1秒。

パスワードのタイプイン時間を入れても電源投入から40秒前後で実際に使える状態になります。起動してしばらくモッタリする感じもありません。この先はネットの接続速度によるので、タブがいくつか開いたままで起動した場合はその読み込み時間が必要ですが、十分に高速で気軽に使うことができます。

更にディスプレイリッドを閉めたスリープからは、リッドを開ける前に立ち上がる高速起動さなうえ、5時間ほどのスリープでもバッテリーの消費量は数%程度と素晴らしいパフォーマンス。日常的にはほとんどシャットダウンせずリッドの開け閉めだけで即座に使えるいい相棒です。

ただしスリープ中はイーサもWi-Fiも停止してしまうので、"待受け" や "自動同期" はできません。ノートPCですからそれで当然ではありますが、携帯端末としてここは弱点と言えるでしょう。

そんなわけで現時点ではあまり必要性を感じませんが、ハードドライブをSSDに換装すればその性能差から起動時間は半分程度に短縮されそうです。"Chrome ブラウザ" は各タブや拡張も含めてほとんどメモリ常駐で動くので使用感もそんなに変わらないでしょうが、そのうちSSD化してみましょう。と言うか、いまどきのノートがHDDってのは$199の威力ですね、その割には不満なく動くのはさすがだと思います。

最後にシャットダウン時間、これは約8秒。文句ありません。


番外:
今日(1/17)ファームウェア(BIOS)とOSのアップデートが入りました。アップデートアイコンがタスクトレイに表示されて、カーソルを当てると再起動を促するメッセージが表示されます。再起動をするとブートの途中からアップデートが開始。ファームウエアの更新があったためかCPUファンが聞いたこともない音で高速回転を始め、アップデートは3分ほどで終わりましたがログインしても一向にファンの回転は下がりません。怖くなってシャットダウンしてから再起動したら正常になりました(^_^;)

アップデートはFlash回りの更新が主なようです。このアップデートで、

Chromeは Ver. 23.0.1271.111
Firmwareは Google_Parrot.2685.37.0

になりました。"Chrome OS" の "Stable" バージョンはまだ "23" なんですね。後述しますが、システムのチャンネルは "Beta" や "Dev"(開発版) を選ぶこともできます。

続く......

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